azumur

2017.07.11
テキスト:柊明音

言葉を消費するのではなく紡ぎたい

 自分で自分の言葉を消費していた。改めて、そう思った。

 私は言葉を消費したいのではない。言葉を紡ぎたかったはずだ。心の中で自分に問いかける夜中の十二時。

 明日のことを考えるとそろそろ眠った方がいいのだが、このようなモヤモヤしたものを抱えては眠れないし、眠りたくもない。

 「私は何度同じ過ちを繰り返せばいいのか?」「私はどこにいるのか?」「私はどこへ行きたいのか?」 「本当は何がしたいのか?」そういった疑問が次々に浮かんでは消えていく。

 「紡ぐ」という言葉には「言葉をつなげて文章をつくり、物語や詩を生み出す」「綿・繭から繊維を引き出し、よりをかけて糸にする」といった意味が込められている。

 私は、自分という繭から繊維(言葉)を引き出し、よりをかけて糸にしたい。この糸が自分自身、あるいは遠くの誰かにすうっとつながり、人生や心の支えとなる一本の糸になってくれたらと思う。

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