azumur

2017.12.07
テキスト:柊明音

ポジティブな焦燥感

 新たな人生を歩み始めて、一週間が過ぎた。何度も深く苦悩する場面に直面しつつ、一日中モニターにかじりつき、濃密な時間を過ごしていたからか、数ヶ月も経ったような感覚に襲われる。まだ新年でもなければクリスマスでもない。手を動かし続け、自分のやっていることだけに集中する行為は、必然的に自己と向き合わされる。

 この日記を書いているとき、モニターの右上のカレンダーに目をやって驚いた。「あれ? まだ十二月七日だったの?」。素直にそう思えるのは、昨日よりも足腰がしっかりしているから。一方では「もう七日も過ぎてしまった」という焦燥感もある。思いつめるのはよくないけど、追い込まないのはよくない。

 それは、たぶん、ネガティブではなくポジティブな焦燥感。なくても生きていけるけど、今の自分には必要不可欠なもの。自分でも想像していなかった遠くの場所で生きるためには。

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