azumur

2018.09.22
テキスト:柊明音

苦しい休日

 休日が辛い。自分でもなんて贅沢なことを言っているのだろうかと思うが事実なので仕方ない。

 私にとっての休日とは「自分がやりたいこと(=やるべきこと)」を実現できる数少ない一日。何も大それたことでなくともいい。休日以外に中々できないことを実行すると表すならば、これは多くのひとに当てはまるはず。

 「絵を描きたい」という方が絵を上手く描けなかったら、「写真を撮りたい」という方が写真を上手く撮れなかったら、やっぱり苦しいものだと思う。せっかくの休日なのにと頭では分かっていても、どうすることもできない。

 私の場合は「文章を書くこと」。現状においてはこれが多くを占めている。それ以外のことがまったくないといえば嘘になるのだが、そんな話はどうでもいい。「文章を書きたかったのに書けなかった」という事実が私を苦しめていく。

 そもそも休日というのは「仕事をしないこと」「何も考えないこと」「ただひたすら休息に努めること」を指す。私や誰かが休日をどう過ごそうと勝手には変わりないが、何をするにしても「満たされる」という点だけは共通しているはずだ。

 ずっと前からやりたかった部屋の大掃除や模様替えでもいいし、どこかに出かけたり映画を観るのでもいいし、何も考えずにゆっくり眠ったりお酒を嗜んだりするのでもいい。

 私は休日という空いた時間を利用して「文章を書きたかった」。これ以外のことは考えていなかったし、これ以外のことで満たされることもない。

 だからこそ何もしないままに二日間を終えてしまったことが、こんなにも悲しくて、苦しくて、切なくて、辛い。割り切って休日らしい休日を過ごせたならまだしも、苦悩し続けているのだから始末に負えない。

 いっそのこと、一日くらいは自分が抱えている荷物をすべて放り投げられるような休日を過ごしてみたいものだ。

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